松山空港(愛媛)-台北(桃園)運航再開と問題点

旅行サービス手配事業部です。
台湾の大手航空会社 エバー航空 の定期便が再び松山空港に戻ってくる事になりました。台北にも松山空港(松山機場)がありますがこの記事は日本の愛媛県松山空港の話です。松山空港のサイトにも以下のような掲載があります。


インバウンドだけではなく日本側からの搭乗も多くなればいいなと思いますが果たして。ではスケジュールを見てみましょう。松山空港のサイトには以下のような掲載がありました。

初便は3月6日水曜日です。4月30日までは週4往復を予定しているようです。運航再開に関する知事の会見では花見の時期を増便との事でした。5月1日水曜日以降は週2便での運航となるようです。ではもっと詳しくスケジュールをみてみましょう。

空港によって異なるようですが、エバー航空の公式サイトによると松山空港発のフライトでは搭乗手続は出発時間の2時間30分前からはじまり40分前に締切となっています。公式アプリでは48時間前から1時間前まで受け付けているようです。という事は8時55分にはカウンターオープン。預け入れ荷物のない方はアプリでのチェックインが便利そうです。

とある日のフライトレーダー24によると飛行ルートはこちら。斜めにほぼ一直線です。左席に座れば九州の宮崎側と着陸間際の台湾が見えます。トカラ列島や沖縄はルート次第というところでしょう。


さて、問題は台湾から松山への帰りのフライト

台北桃園国際空港は台北市中心部から約30km離れています。松山行BR110便は午前6時45分発。エバー航空の公式サイトによると搭乗手続きは出発時刻の2時間30分前から1時間前となっています。では早朝に空港に到着できるのでしょうか。

電車(MRT)ですと台北駅発最終は23時37分発、空港には24時28分に到着します。では始発列車はどうでしょうか。検索すると6時15分台北駅始発となっていて松山行には間に合いません。この時点で深夜移動確定です。國光客運のバスが深夜帯も運行されているようです。台北駅発は3時20分 4時00分 4時40分があるようです。4時40分発に乗ると5時29分到着ですので選択肢としては3時20分、 4時00分発の2本だけですね。空港内、または空港近隣のホテルへ宿泊する事も可能ですが比較すると値段が高いです。

最終日はホテルを確保せず終電で空港へ移動、朝までターミナル内で過ごすか早朝にチェックアウトしこのバスで移動、またはタクシーで移動、いずれにしても悩ましいところです。オンラインチェックインをしていたとしても肉体的に疲れる時間帯です。

さて、ここからはぶっちゃけ話。

税・燃油サーチャージ込で通常往復6万円以上のこの路線、ましてやLCCでもないのにこの時間設定で特に日本発の利用者増えますか??バックパッカーなら100歩妥協して我慢するかもしれませんが旅行慣れしていない一般の旅行客はスケジュールを見た段階で旅行を再考するでしょう。パックツアーでも「早朝3時ホテルチェックアウト」となると立ち止まって考えてしまいます。

私なら行きは松山発に乗っても帰りは福岡か関空着で予約しますね。

誘致した愛媛県と運航事業者のエバー航空さんには路線維持と拡大のためにもぜひ運航スケジュールの見直しをお願いしたいところです。