愛媛松山から韓国釜山へ!!45分の空の旅(航空券購入~到着までガイド)

旅行サービス手配事業部です。

韓国LCC エアプサン が釜山金海国際空港と愛媛県松山空港を結ぶ定期路線を増便しました!
冬ダイヤ期間中は月曜日を除く週6便運航されます。
機材はA320-200(162~180席)です。

定期便運航スケジュール(2024.10.27~2025.3.29

  • BX133便(火・水・木・金・土・日)
    釜山(BUS)16:35 出発
    松山(MYJ) 17:40到着
  • BX134便(火・水・木・金・土・日)
    松山(MYJ) 18:35出発
    釜山(BUS)20:00到着

時刻表上の所要時間は1時間05分から1時間25分、実際の飛行時間は平均45分から55分程度、松山空港から国内線で東京や那覇に行くよりは断然短いフライトで海外に到着できるわけです。

先日当社スタッフも松山空港から釜山まで出かけてきました。写真は数枚しか撮っていませんが、今回はその時のレポートをお伝えします。愛媛のみなさん、松山のみなさん、エアラインファンのみなさんへ参考になれば良いと思っています。

この国際定期路線は2023年11月10日に開設されました。中四国では初の釜山直行便と報道されました。松山空港を含む県内の旅行会社を中心に、このようなポスターで告知されました。


エアプサン航空券購入~到着までガイド

航空券の購入方法

クレジットカードをお持ちの方はエアプサンのアプリ、ホームページが手っ取り早いでしょう。
私が購入した時は「創立17周年記念発券プロモーション」というセールを開催中で片道1,500円から3,500円程度の運賃でした。ここに燃油サーチャージ、出入国税が加算されますが、預け荷物のない安い運賃で購入すれば大人1名往復の総額でも18,000円から20,000円以内でおさまります。もちろん旅行会社でも購入可能ですし、スカイスキャナーのようなオンライン旅行サイトからも購入可能です。

松山空港での搭乗手続きについて

カウンターに並ぶ必要があり、オンラインチェックインはできません。この点は面倒です。
通常は国際線ターミナルAカウンター(写真)で出発時刻の2時間前から50分前まで行っています。実際は当日の空港事情により変動するようです。60分前までにカウンター前にいれば問題ないでしょう。預け荷物のある方はここで荷物セキュリティチェックを受けたあと預けます。

出国手続から搭乗まで

エスカレーターで2階にあがったら正面に出国審査場入口があります。
手荷物検査とボディチェックを受けたら出国審査を受けます。旅券に出国の印が押されます。
外国籍の方で「みなし再入国許可」を必要とされる方はEDカードの記入を忘れずに。EDカードは手荷物検査通過後に置いてあります。
松山空港国際線ターミナルは拡張工事が終了し、搭乗待合室もずいぶんと広くなりました。免税店も設置されています。地方空港の免税店におなじみの「札幌銘菓 白い恋人」もありますよ‼
軽食スタンドはありませんが、ドリンクとスナックの自動販売機はあります。
出発時間の15分から20分前になったら搭乗開始です。

出発~到着

機内は通路を挟んで3席3席の並びとなっています。通常はエアバス社のA320という機種で運航されますが、稀にA321が当てられるようです。座席は狭いですが短時間なのでそれほど気にはなりません。
ちなみに機内Wi-Fiなどのエンタメはありません。雑誌が置いてある程度です。

離陸後、機体は瀬戸内海を渡って本州方面へ。陸上を飛べば山口県を眼下に、海側を飛べば瀬戸内海を眼下に対馬海峡へ向かいます。水平飛行時間は15分から20分程度、福岡沖から高度を下げ始めてあっという間に到着です。超短距離路線のため機内食の購入はできません。
離陸後の実際の飛行時間は45分から55分程度です。参考までに航空機追跡サイトのフライトレーダー24より、この便の飛行ルートを紹介します。中央の画像はある日の釜山発の航路、右端の画像は松山発の航路です。

(国際線の機内でやること!)
機内では入国申告書を記入します。乗務員より配布されます。搭乗時にはボールペンを持参しましょう。申告書の住所は滞在先のホテル名でOKです。

到着から入国審査、到着ロビーへ

飛行機を降りたら標識に従って入国審査へ。
外国人専用カウンターへ並びます。旅券の表紙を見えるようにして歩けば係員が誘導してくれます。
審査官に機内で記入した入国カードと旅券を提出します。次に顔写真と指紋の採取を行います。(当たり前ですがこれを拒否したら入国できません!)
無事に通過したら松山空港で預けた荷物をターンテーブルで受け取って、到着ロビーへ出ます。


⑥空港から市内へ

電車で行く場合、ターミナルの外に「金海軽電鉄」という鉄道が走っています。標識に沿って歩いて行くと空港駅にたどり着きます。
切符を買って沙上という駅まで移動し、そこから地下鉄2号線に乗れば市内方面へ移動できます。空港から市内中心部の西面エリアまで30分ほどです。
※移動についてはまた別の記事でアップします。

余談ですが、空港駅の切符売り場の前にMONEY BOXという両替所があります。店員は非常に無愛想(笑)ですが、レートは空港内よりは良いのでオススメです。
現金の出番は交通系共通カードT-MONEYのチャージくらいで、買い物や食事は基本クレジットカード決済をオススメします。韓国は我が国とは比較にならないほどキャッシュレスが浸透しています。現金の取り扱いを嫌がる店、そもそも現金を取り扱わない店も結構あります。


いかがでしたか?
エアプサンが就航して約1年!まだまだ日本のパスポート保持者の搭乗率が低い状況が続いています。
今回搭乗券購入から搭乗、到着してから市内までの経路を簡単に紹介しましたが、この情報だけで見ても釜山が近くに感じられるのではないでしょうか?
「松山空港から伊丹空港まで飛行機に乗り、モノレールに乗って千里中央で御堂筋線に乗り換えて梅田に着く」みたいな感覚で釜山に着く感じです。おいしい魚介を食べにちょっと釜山へ行ってくる、みたいな気軽な感じで釜山を訪れてみてはいかがでしょうか!